理事

Guna Selvaduray

カリフォルニア州立大学サンノゼ校 教授
減災協働機構(CDM)事務局長

セルバドゥレイ博士は、スタンフォード大学にて理学修士号と博士号を取得し、東京工業大学で工学士号を取得した。博士は、地震工学の分野における被害軽減策、すなわち、地震における物的および人的被害を最小限に留めるために地震発生に先立って実施する対策、に重点をおいて研究を行ってきた。
この研究は、地震予知が未発達な現在の状況においては特に重要である。博士の研究は、全米科学財団(National Science Foundation)、内務省(Department of Interior)、連邦緊急事態管理庁(FIMA: Federal Emergency Management Agency)、カリフォルニア州緊急業務局(California Governor's Office of Emergency Services)および民間企業からの助成金を受けている。
また、博士は、公共および民間部門の専門家を対象とする地震被害の軽減に関する短期講座を自ら指導し、国際企業地震対策会議(International Conferences on Corporate Earthquake Programs)を主催している。さらに、博士が事務局長(Executive Director)を務める災害軽減共同研究会(CDM: Collaborative for Disaster Mitigation)は、官民と学術部門の革新的なパートナーシップであり、シリコンバレー地域で実施している高水準の減災対策を普及することにより、被害の軽減を目指して活動している。また、シリコンバレーと日本の様々なハイテク産業においてコンサルタントを務めると同時に、幅広い執筆活動や専門家および公共の利益保護団体を対象とした数多くの講演を行っている。サンホゼ州立大学教授として就任するまでは、約12年間にわたって製造業、コンサルティングおよび政府の研究機関等の業務に携わってきた。博士は、日本語、ドイツ語などの五つの言語に堪能である。