第1回のハワイ島火山視察が現地滞在4日間の行程で実施された。
参加者は高校理科教員夫妻1組と火山防災を業務とする企業の技術者2名、小グループのため通訳や添乗員なし、ミニバンを借りて案内担当者(宇井専務理事)の運転で行われた。
■初日
ホノルルで入国、ハワイ島行きの便に乗り継いで昼過ぎにヒロに到着した。午後にはヒロ市内の津波博物館を見学した後、津波に被災したため立ち退いた跡に作られた海岸沿いの公園を訪れた。
<津波博物館入り口の展示>
夕食は津波襲来深度表示のあるレストランで取った。
ホテルに戻ってからは、国立公園の施設状況について、パワーポイントを通じて参加者への解説を行った。
■2日目
朝からキラウエア国立公園に入域したものの、中々雨が上がらず、ジャガー博物館、ビジターセンター、美術工芸展示館を見学して雨が上がるのを待った。
<左:ジャガー博物館の展示> <右:多様な学術資料を販売するジャガー博物館の売店>
ボルケーノハウスで昼食を取ってからサルファーバンク噴気地帯、ハレマウマウ火口とその周囲に散らばる噴石を見学し、キラウエアイキ火口の底に下りて1959年噴火で出来た溶岩湖の上を歩いた。
<ハレマウマウ火口の遊歩道を散策する米国人の観光客。 噴石が散在する。>
またサーストン溶岩トンネルを見学、これらはこの国立公園の中では初期に整備された施設であり遊歩道や解説板の状況、そして米国人のリクリエーションスタイルを観察した。
夕食はホテルの隣のレストランでフラダンスショーを見物しながら取った。ホテルに戻って、キラウエア火山の噴火を紹介したビデオ(日本語版)を鑑賞した。
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