2004/02/28

都市型水害国際シンポジウム

都市型水害シンポジウム

 

  近年、人口や資産が集積している都市部を水害が襲い、都市活動や経済活動に大きな影響を与えています。特に地下空間に氾濫水が流入し、犠牲者が出るとともに地下鉄が長時間にわたって運休するなど、都市型水害の新たな課題を浮き彫りにしました。また、東ヨーロッパでも地下空間の水害対策の必要性が指摘されています。

  わが国の大都市の多くは沿岸部の低平地に発達しているため、豪雨ばかりではなく、地震などによる津波でも大きな被害が生じることが懸念されています。このシンポジウムは水害による被害の軽減を目的として、国内外の経験や教訓から対策などを学び、わが国の都市域における減災システムのあり方を議論していただきました。