火山灰は小さなガラスの破片のようなものです。そのため、その破片が体内に入ると健康被害を引き起こす可能性があります。火山灰は一旦堆積した後、風による飛散がしばらく続くため、できるだけ行政関係機関、住民ともに協力しながら収集、除去することが望ましいといえるでしょう。
一方で、堆積した火山灰に雨が降ると、火山灰の粒度(細かさ)によりますが、雨水は火山灰が堆積した地面にはしみこみにくく、斜面を流れ下り、泥流等を発生させることがあるので注意が必要です。
以下に、堆積した火山灰の除去の方法やそのときの注意について簡単に紹介します。
●火山灰は目や肺に入ると健康被害を引き起こす可能性があるため、防塵マスクやゴーグルを着用して体内へ入らないようにしましょう。
●徐灰するときは、風で飛散しやすいため水で湿らせて飛散しないようにして収集し、頑丈なビニール袋に入れて廃棄しましょう。廃棄場所等は自治体の指示に従うようにしましょう。
●火山灰はパソコンなどの電子機器に影響を与える可能性があるため、室内に入れないようにしましょう。 |
【参考ホームページ】
降灰対策の啓発資料もあります。国際火山学地球内部化学協会傘下の組織が作成しており、日本語版は下記のホームページからダウンロードできます。
http://www.ivhhn.jp/2018/ash-pamphlets.html
「さらに詳しい降灰対策が産業技術総合研究所のホームページに出ています。(↓をクリック)」
https://staff.aist.go.jp/miyagi.iso14000/Works/Review/REF/AshUSGS1999/HomePage.html |